【2025年最新版】Google for Nonprofitsとは?非営利団体が無料・割引で使えるサービスまとめ

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Google for Nonprofitsとは?

Google for Nonprofits(グーグル・フォー・ノンプロフィッツ)は、Googleが世界中の非営利団体向けに提供している支援プログラムです。
対象となる団体は、認定された非営利法人であれば無料で参加でき、団体の広報・資金調達・業務効率化を後押しするための各種Googleサービスを特典として利用できます。
広告費をかけずに集客できたり、クラウドツールを低コストで導入できたり、寄付を集める仕組みを使えるなど、団体の活動を後押しするメリットが揃っています。
申請できる団体の条件
Google for Nonprofitsを利用できるのは、非営利法人として正式に認証された団体 です。日本では、Googleと提携している認証機関 「Goodstack」 を通じて承認を受ける必要があります。
対象となる団体
・特定非営利活動法人(NPO法人)
・一般社団法人(非営利型)
・公益社団法人・公益財団法人
・社会福祉法人
・認定NPO法人 など
一般社団法人であっても非営利型であればOK。詳しくは下記ブログに記載しています。
▶ 一般社団法人には営利型と非営利型がある?その違いを解説!
提供される主なサービス
Google for Nonprofitsに参加すると、以下のようなサービスが利用可能です。
1.Google Workspace for Nonprofits

なんといっても大きな特典なのが「GoogleWorkspaceが無償で利用可能なこと」です。
①無料で使えるビジネス向けメールアドレス
・通常は有料の「@団体ドメインのGmail」が 1ユーザーあたり月額0円
・ 99.9% 以上の攻撃をブロックするフィッシングおよび迷惑メール対策機能
・ 広告なし
②オンライン会議も無料&大規模
・最大150人まで参加できるGoogle Meet(Standardの内容が無料)
・会議の長さは最長24時間OK
・デジタル ホワイトボード
→NGOやNPOの会員総会、勉強会、オンラインイベントにも十分対応
③100TBのクラウドストレージ
・通常のWorkspaceでは高額なストレージも100TB無料
・100TBをすべてのユーザーで共有可能
・写真・動画・資料を長期保存でき、メンバー全員がどこからでもアクセスできる
④セキュリティと管理機能
・大企業も使うレベルのセキュリティが無料で提供
・アカウントの一括管理、情報漏えい対策も安心
⑤上位プランも格安で利用可能
・Business Standardが月額400円(通常の75%オフ)
・Business Plusが月額700円(通常の72%オフ)
・Enterpriseプランも70%以上割引
2.Google Ad Grants

Google Ad Grantsは、非営利団体がデジタル広告を活用してその活動を広め、寄付者やボランティアを募る手助けをするために、Googleが提供する広告支援プログラムです。毎月約140万円(1万ドル)分のGoogle検索広告を無料で提供しています。
審査では、HPの情報や作り方も審査されるため、コツが必要です。弊所では、行政書士事務所としてNPO法人・一般社団法人非営利徹底型の設立からGoogleAdGrants申請サポートや運用まで一貫してサポートを行っております★これから非営利法人を立ち上げる予定の方もお気軽にご相談ください!

3.YouTube非営利団体プログラム

YouTube非営利団体プログラムは、動画を通じて団体の活動をより多くの人に知ってもらい、支援や寄付につなげるための特典が提供される仕組みです。
非営利団体専用の機能を使うことで、単なる動画配信にとどまらず、寄付の獲得・支援者の増加・活動の認知拡大 を同時に進めることができます。
▼非営利団体におすすめの活用方法をご紹介します!
どこにでもリンク可能なカードで支援者を誘導
通常、YouTubeのカード機能は一部制限がありますが、非営利団体アカウントでは 外部URLへのリンクが可能 になります。
これにより、団体の公式サイト、寄付ページ、イベント申込フォームなどへ直接誘導できるため、「動画から寄付・参加につなげる導線」 を自然に作れます。
YouTubeギビング機能で寄付を集める
非営利団体専用の「YouTube Giving」では、動画やライブ配信に 寄付ボタンを直接設置 できます。
視聴者は動画を見ながらワンクリックで寄付が可能になるため、共感が高まった瞬間に支援してもらいやすいのが大きな強みです。
クラウドファンディングのように「寄付の場」を動画の中に作れるのは、他のSNSにはないメリットです!
クリエイターアカデミーで学ぶ
YouTubeの公式「クリエイターアカデミー」には、非営利団体に特化した学習プログラムがあります。
動画の企画方法、ストーリーテリング、撮影・編集のコツなどを無料で学べるので、専門知識がなくても 「伝わる動画」を自分たちで作れる ようになります。
4.Google Maps Platform クレジット

Google Maps Platformとは、簡単に言うと、Googleが提供している地図サービス(Google Maps)の機能を、Webサイトやアプリに組み込める開発者向けサービスです。普段スマホやPCで使っているGoogleマップの機能を、団体のホームページやアプリでも使えるようにするイメージです。
非営利団体にとってのメリット
- 活動の見える化
複数拠点のマップ表示(例:全国の子ども食堂マップ)で、活動規模を伝えやすい。 - イベント参加をスムーズに
アクセス情報をわかりやすく表示し、迷わず来てもらえる。 - 信頼性アップ
Googleマップの情報は利用者にとって馴染みがあるので、安心感を与えられる。
ZOOMの割引も受けられる?

2025年5月1日より、Zoom公式が運営する「Zoom Cares」プログラムを通じて、新たな割引制度がスタートしました。審査に通過することで半額でサービスを利用できます!
審査はGoogleforNonprofitと同じくGoodstackですが申し込みの入り口が異なっています。
詳しくは下記の記事に申請の手順を写真付きで解説しています!
▶【2025年最新版】非営利団体がZoomを割引で使うには?TechSoup経由終了後の申請方法まとめ
GoogleforNonprofitの申請方法
①GoogleforNonprofitに申請する

GoogleforNonprofitの公式サイトから「使ってみる」で登録画面に入り、登録情報を入力後、申請します。
②GoogleforNonprofit審査に通過したら次は使いたいサービスを「有効化」します
GoogleforNonprofitへの審査が通過しても、次の有効化審査は通過しないということも多々あります。GoogleforNonprofitのサービスは、有効化したものから利用が可能です。有効化の審査は1週間~長い場合は1ヵ月以上かかることもありますので、早めに審査に出すことが大切です。
なかなか審査に通過しないなどのお悩みがありましたらノウハウやコツを熟知した当事務所へご相談くださいませ。

まとめ
当事務所では、一般社団法人非営利型の設立×GoogleAdGrants審査がセットになったプランをご用意しています!
お気軽にご相談ください。

