食品・化粧品・サービス・物流業界向け【ロボット活用補助金4選】
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行政書士保利国際法務事務所です。
本日は、2024年新しく始まる注目補助金の中でも、「食品・化粧品・サービス・物流業界向けロボット導入に活用できる補助金」をご紹介します。
ロボットフレンドリー(ロボフレ)とは?
ロボットフレンドリーな環境の実現とは、ロボット導入にあたって、ユーザー側の業務プロセスや施設環境をロボット導入しやすい環境へと変革することを指します。
現在、今まで見なかった業界や場所でも配膳ロボット・清掃ロボット・案内ロボットなどが導入され、身近な場所でロボットを見る機会が増えてきました。経済産業省では、「施設管理」「食品」「小売」「物流倉庫」の4分野を重点に、ユーザーとロボットSIer企業らが参画するTFでの検討や予算事業等を通じた支援措置を進めています。
(参考:経済産業省HPより)
ロボット導入に活用できる補助金4選
01 令和6年度「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」
2024/4/17 補助事業者(執行団体)の公募が開始されました。
【事業内容】
ロボットの導入が進んでいないサービス分野や三品産業分野等にフォーカスをあて、ユーザー側の既存の業務プロセスや施設環境等を見直すことを前提とした、「ロボットフレンドリーな環境」を構築するための開発を行う者に対して補助金を交付する事業です。
◆そもそも三品産業分野とは?◆ 食品、化粧品、医薬品は「三品(さんぴん)産業」と呼ばれています。ロボット活用が進んでおらず、「今後ロボットを普及させるべき分野の一つ」として挙げられている業界です。 |
実際の補助金申請は今後発表となりますが、ビルの清掃・総菜の盛り付け・自動配送ロボットの行動走行などがあげられています。
(参考・経済産業省令和6年度予算の事業概要(PR資料:一般会計)より)
02 中小企業省力化投資補助金
こちらは別のブログでも紹介しておりますが(ブログページはこちら)、中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするため、人手不足に悩む中小企業等に対して、IoT、ロボット等の人手不足解消に効果がある汎用製品を導入するための事業費等の経費の一部を補助することにより、簡易で即効性がある省力化投資を促進し、中小企業等の付加価値額や生産性向上を図るとともに、賃上げにつなげることを目的としています。
中小企業省力化投資補助金については、登録からのサポートを受け付けております。お気軽にご相談くださいませ。
03 物流施設におけるDX推進実証事業費補助金
【事業目的】「2024年問題」による物流の停滞を回避するため、サプライチェーンの結節点として重要な役割を果たす物流施設においてDXを推進し、トラックドライバーの荷待ち・荷役時間の削減、施設の省人化を進めることは、喫緊の課題。物流施設におけるシステムの構築や自動化・機械化機器の導入を同時に行う場合、その経費の一部を支援するとともに、専門家による伴走支援・効果検証等により、物流施設におけるDXの強力な推進を図る事業です。
【補助対象事業者】 民間企業等(交付要綱等で定める条件を満たす者)
【支援割合・上限等】支援割合:1/2
システム構築・連携【1社あたり:2,500万円】
DX機器導入【1社あたり:1億1,500万円】
【公募受付期間】応募期間:令和6年4月3日(水)~4月19日(金)17時まで(必着)
【活用イメージ】
システム構築・連携と自動化・機械化機器の導入を同時に行う場合に活用が可能な補助金です。
(参考:国土交通省 DX推進実証事業HP)
04 物流効率化に向けた先進的な実証事業
【事業目的】我が国の国民生活・経済を支える社会インフラである物流には、「物流2024年問題」のみならず、構造的な需給ひっ迫による輸送力不足の危機が迫っています。物流の2024年問題を乗り越え、社会インフラである物流を維持するためには、荷主事業者の行動変容が重要です。物流効率化のための設備投資の支援を通じて、荷主事業者や物流事業者にもたらされる投資効果を明らかにすることを事業目的とします。更に、本実証の成果については積極的な横展開を行い、投資意欲を喚起していきます。
【公募期間】二次公募 2024年4月12日(金)~5月20日(月)17:00必着
【補助率・補助上限額】
【補助対象経費】
- 械装置・システム費
- 技術導入費
- 専門家経費
- 運搬費
- クラウドサービス利用費
- 外注費
- その他諸経費
【活用イメージ】機器導入例:入出荷関連、保管関連、運搬関連、仕分け関連
(参考:経済産業省 物流効率化に向けた先進的な実証事業HP)
2024年様々な補助金が出てきている中でも、ロボット関連の補助金をご紹介しました。
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