建設業にとって最新の建設機械や重機の導入は、作業効率や受注力に直結します。
しかし「資金負担が大きくてなかなか購入に踏み切れない」という声も少なくありません。

そんなときに活用できるのが 小規模事業者持続化補助金 です。
この補助金を使えば、建設機械や重機の導入費用の一部が補助され、さらに販路拡大に役立つ HP制作費用も対象 となります。

本記事では、実際の採択事例をもとに「建設業でどのように使えるのか」をわかりやすく解説します。

建設業で人気！機械・重機購入に使える補助金

建設現場では「新しい重機を入れたいけど資金が重い…」という悩みがつきものです。
そんなときに活用できるのが 小規模事業者持続化補助金。

個人事業主・一人親方も活用できます！

この補助金を使えば、

• ショベルカー
• ICT建機
• 溶接機
• 木材加工機械

といった 生産性向上に役立つ建設機械や重機 の導入費用の一部が補助されます。

実際に採択された事例を見ても「新型機械の導入による作業効率アップ」「重機追加による受注増加」といった取り組みが多く、建設業と非常に相性の良い補助金です。

小規模事業者持続化補助金とは？

小規模事業者持続化補助金は、中小企業庁が実施する補助金制度で、小規模事業者の販路開拓や経営改善を支援するためのものです。

・対象者：小規模事業者

建設業は…常時使用する従業員数が20人以下

・補助率：2/3（66％）

・補助額：50万円～250万円

車両購入は対象になるの？

建設業の方から最もいただく質問になります。

小規模事業者持続化補助金では、基本的に車両の購入は対象外です。これは、本補助金では汎用性の高いものは対象外となるためです。

すべての車両が対象になるわけではありません。
ポイントは「人や物を運ぶための車両か、それとも作業そのものを行うための機械か」という点です。

対象外（普通の車両）

• トラック
• バン
• 乗用車
  → 人や物を運搬することが目的のため、補助対象外です。

対象になる

トラクター、ブルドーザーなどの車両は補助対象になることも。

「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」における 機械及び装置の区分 に入るものは対象となります。

（小規模事業者持続化補助金Q＆Aより）

具体例：

• ブルドーザー
• パワーショベル
• トラッククレーン
• ショベルローダー
• ロードローラー
• コンクリートポンプ車

機械だけじゃない！HP制作にも使える

小規模事業者持続化補助金は 販路拡大 が目的のため、HP制作 にも補助金を活用できます。

• 施工実績をアピールするホームページ
• 採用強化のためのリクルートサイト
• 展示場やエクステリア工事の紹介ページ

などが対象となり、費用のうち 最大50万円まで補助 が可能です。

ただし、ホームページ制作のみを対象として申請することはできないのでご注意ください！

「現場は新しい機械」「営業は新しいHP」と両方の強化に使えるのは建設業にとって大きなメリットです。

採択事例から見る活用方法

過去の採択結果を見てみると、次のような事例が挙がっています。どんな車両なら対象になるのか？という参考になるかと思います。

• ミニ建機導入で狭小地施工の受注拡大
• ICT建機×デジタル無線で作業効率化と差別化
• 木材加工機械導入で地域工務店の課題解決と売上増
• 新溶接機導入で品質向上と販路拡大
• 基盤工事を行うための機材導入
• エクステリア展示場の新設によるＢtoC取引アップ
• エクステリア・山林工事推進用重機導入しSNS・HP発信で誘客
• 油圧ショベル導入による民間受注拡大
• パワーショベルの導入及び販路開拓
• 新規販路開拓に向けたミニショベルの導入
• 高所及び未通電現場に対応！インバーター発電機導入で販路開拓
• ３D建築CADシステムの導入による顧客提案力の向上
• 旋盤及び３Dプリンタを利用した業務拡大事業
• ICT化測量と3D化図面提案による民間直接工事の販路拡大
• 販路拡大のためのショベルカー購入
• ショベルカー導入による森林管理（伐採）事業への進出
• 草刈作業車導入による労働生産性拡大と緑地管理事業の受注拡大
• リフト・ダンプ自走式作業車の導入で「墓守」強化

まとめ

• 建設業で小規模事業者持続化補助金で導入でいる機械・重機導入がある！
• さらにHP制作も対象で、新規顧客獲得や販路拡大に直結
• 採択事例でも多くの建設会社が活用しており、安心して申請できる

「100万円の機械も、補助金を使えば自己負担は半分以下」
このチャンスを活かして、現場の力と営業力を同時に強化しましょう。

当事務所は小規模事業者持続化補助金を得意としています！ぜひお気軽にご相談ください！